一般社団法人とは?その特徴、メリット、株式会社との違いを解説

一般社団法人とはどういったものかをこの記事では端的にまとめました。

一般社団法人の基礎知識や設立の流れまで、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
一般社団法人とは?特徴から設立の流れまでを専門家が解説!

 

一般社団法人とは

一般社団法人とは、営利を目的としない非営利団体のことです。

人の集まりに対して法人格がついた組織を社団法人と言い、社団法人には、一般社団法人と公益社団法人があります。

(お金の集まりに対して法人格がついた組織を財団法人と言い、財団法人には、一般財団法人と公益財団法人があります)

一般社団法人は非営利団体ですが、事業の目的を株式会社のように利益を求めることができます。

非営利という法律上の意味は、利益配分ができない、という意味です。社員への配当はできませんが、理事が活動の報酬をいただくことは可能です。

一般社団法人を登記する場合には、公証役場で定款の認証を受け、その後、管轄の法務局にて申請をします。申請には10日程度を要します。費用はおよそ11万円かかります。

なお、定款の作成には、社員(発起人)が2人以上、理事が1人以上を示さなければなりません。ただし、社員と理事は兼任可能です。

社団法人と似た団体で、NPO法人(特定非営利活動法人)があります。一般社団法人との違いは、NPO法人の設立には費用はかかりませんが、行政の承認を受けるなど、設立までに半年程度の期間を要します。また、発起人が10名必要となります)

2006年の社団法人制度改革以降、一般社団法人を設立して協会を立ち上げる団体が増えています。